経歴・これまでの活動

私は科学系の学部を修了後、大学院で第二言語としての英語の教育法(TESOL)と応用言語学を学びました。大学院卒業後はカナダにおいて化学者、環境衛生コンサルタントとして勤務しました。そして日本へ来てからは言語学習者の学問的スキルおよび異文化間での発達段階に焦点を当て、さまざまな状況を加味した英語教育を行っています。これまでに「第二言語の4つの技能(聞く、読む、話す、書く)のバランスのよい発達」、「処理可能性理論からみた第二言語としての英語の段階的習得」、「学問的な環境と職場での環境における語用論の適用」などをテーマに研究をしてきました。最近では心理言語学と認知言語学の観点から、第二言語学習者の空間的・時間的前置詞の学習と認知について調査しています。また人間社会科学研究科での一連の研究の他に、広島大学の総合科学部国際共創学科の教員として、国連が定める「持続可能な開発のための2030アジェンダ」(SDGs)への取り組みを通じて、人権の維持にも貢献しています。

大学院での教育方針や理念、想い

大学院での教育において、私はファシリテーターとしての役目を果たすことを第一原則とし、学生を探求の道へと導くことで、彼らが研究活動を自分自身のものとして落とし込む手助けをしたいと考えています。どの分野にも今後さらに追究すべき研究テーマが存在する中で、学生たちが積極的に、そして主体的にそれぞれのテーマに取り組めるよう、過不足のないサポートを提供します。このような教育アプローチは、知識の習得や研究スキルの向上に役立つだけでなく、学生の潜在的な研究力を引き出す、創造的学習プロセスのモデルとしても大いに役立つと考えています。