中島健一郎

所属プログラム

経歴・これまでの活動

岐阜県で生まれ、広島で研究を知り(広島大学大学院総合科学研究科修了)、長崎で教育を学び(前任校は長崎女子短期大学幼児教育学科)、また広島に戻ってきました(人間社会科学研究科心理学プログラム担当)。専門は社会心理学・教育心理学です。「人は環境に対してどのような影響を及ぼし、環境からどのような影響を受けるのか」という問いを追究するために「自己-対人-集団-社会の重層性についての心理学的検討」を重ねています。自身の専門領域を基軸としながら、学際・分野融合的研究プロジェクトへの参画に努めています。そのひとつが総合地球環境学研究所コアプロジェクト「環境社会課題のオープンチームサイエンスにおける情報非対称性の軽減」です(https://www.chikyu.ac.jp/rihn/project/2018-02.html)。その他、産学連携プロジェクトとして、マツダ株式会社と人事マネジメントに関する共同研究を行っています。

大学院での教育方針や理念、想い

中島が大事にしていることは「自分が面白い、意味があると思ったテーマについて、周りの人からもそのように思ってもらえるような研究をする」ことです。これからも大事にしていこうと思っていますし、所属する研究室の学生にも同じことを伝えています。学生とのかかわりで大切にしていることは、いつまでに何をしたら、どんな可能性が拓けるのかを伝えること、そして学生の思いを共有することです。心理学という学問領域は、いま変革の時にあります。中島が学生のときよりも研究のために学ぶべきものが増えています。このように言うと大変だと思うかもしれませんが、何をするべきかが見えているとも言えます。人は実現可能な目標を持つことで努力ができる存在です。その積み重ねで遠くまで進むことができます。中島の手を離れて、多くの学生が社会のさまざまな場所でその学生らしく活躍することができるように、一緒にいる時間を大切にしていきたいと思っています。