経歴・これまでの活動

1978年熊本生まれ。熊本県立大学総合管理学部総合管理学科(国際関係論研究室)卒業。名古屋大学大学院国際開発研究科博士課程前期修了。広島大学大学院大学院教育学研究科教育人間科学専攻博士課程後期修了。博士(教育学)。熊本大学、広島大学、別府大学での勤務を経て現職。他に、チュラーロンコーン大学教育学部教育行政学専攻研究生、タイ教育省教育審議会事務局訪問研究員、メーファールアン大学ソーシャルイノベーション学部客員研究員などを経験。現在、日本比較教育学会若手ネットワーク委員会委員、同学会研究委員会委員、同学会中国・四国地区幹事、中国四国教育学会編集委員会委員、日本教師教育学会国際比較・交流部会部会員、Kasetsart Educational Review編集委員などを務める。

大学院での教育方針や理念、想い

研究科では、教育人材開発論、教育基礎論などを担当しています。教育人材開発論では、毎年、新しく刊行された当該分野の洋書籍をテキストとして、受講生が「教師」となって、発表し、それをもとに受講者全体で議論するかたちで講義を進めています。講義の進め方は、教育基礎論も同様ですが、用いるテキストは、多様なバックグラウンドをもつ受講者と、教育の目的、学校教育、教師のあり方など、教育の根本的な事柄を一緒に考えることのできるものを選んでいます。「教師が一番勉強する」つまり講義を準備する教師の方が、受講する学生よりも勉強するといった状況を逆転させるべく、受講者が教師となることで、受講者の学修を実質化できるよう努めています。