経歴・これまでの活動

北海道大学文学部卒業、同大学院を経て、同大学助手として勤務。その後、信州大学で14年間教えた後、広島大学に着任しました。
専攻は日本語学・日本語史です。主な研究テーマは、16世紀から17世紀にかけてイエズス会宣教師たちが出版したキリシタン版の研究です。彼らは宣教活動のため日本語を学習し、辞書や文法書を編集して日本語で宗教書を出版しました。そこには外国人からみた当時の日本語の姿が浮かび上がってきます。
もう一つの研究テーマは、江戸時代の藩校蔵書の研究です。整理されないまま伝来した文献のなかには、他にはない貴重な資料が見つかることもあります。そうした資料をお持ちでしたら、ぜひご一報ください。

大学院での教育方針や理念、想い

共に研究を楽しむことを目標として、好奇心・洞察力・粘り強さを持つように指導しています。
好奇心は、対象をもっとよく知りたいと思う純粋な熱意で、それが研究の原動力になります。授業では面白そうな話題をあれこれ提供しますが、そもそも興味を持てなければ教員が指導してどうにかなるものではないでしょう。
洞察力は、研究を進めるうえで不可欠なものです。適切な方法論を学び、様々な知識・訓練に裏付けられることで確実に力を伸ばすことができます。大学院教育ではこの点を特に重視します。
粘り強さは、目標を立てたら簡単に諦めないことです。ちょっと考えて分からないからと投げ出すのではなく、少し粘って考えてみることで活路が開けることがあります。もっとも、さっさと諦めた方が得策という場合もあるので、匙加減は難しいですね。