経歴・これまでの活動

大阪府生まれ。広島大学学校教育学部卒業。同大学院学校教育研究科修士課程修了。渡米。コロラド大学ボルダー校大学院音声言語聴覚科学研究科修士課程修了。ネブラスカ大学リンカーン校大学院音声言語病理学・聴能学研究科博士課程修了 (Ph.D. in Speech-Language Pathology)。コロラド州アダムス郡教育局No. 50、ネブラスカ大学リンカーン校音声言語聴覚臨床センターを経て2007年に広島大学に着任しました。
専門は音声言語病理学、特別支援教育学、インクルーシブ教育学です。認知・知覚心理学的検討やアセスメント・支援法開発を通じて、コミュニケーションに困難がある人に対する評価・支援について検討しています。さらに、発達障害の人への支援、障害のある当事者やその保護者の障害受容過程、国内外のインクルーシブ教育システムに関する研究も行っています。
学界活動としては、International Fluency Association (IFA) 事務局長・常任理事、International Society for Augmentative and Alternative Communication (ISAAC) 理事などを務めました。現在は、International Stuttering Association (ISA) 顧問、日本吃音・流暢性障害学会副理事長、日本コミュニケーション障害学会常任理事、日本LD (学習障害) 学会常任理事・常任編集委員、日本特殊教育学会理事・常任編集委員、日本発達障害学会評議員・編集委員、日本発達障害支援システム学会評議員・編集委員などを務めています。

大学院での教育方針や理念、想い

私のゼミには、特別支援教育に携わる高度専門性を有する実践家を目指す者、興味のある研究をさらに深めて研究職を目指す者、特別支援学校教員や大学教員などの職業を有しながら学位の取得を目指す者、母国の特別支援教育やインクルーシブ教育の推進に寄与するために専門的な知識や技術を高めようとする者、母国の特別支援教育教員養成に携わる使命を果たすべく学びを深めようとする者などが国内外から集まっています。
 大した教育方針や理念などはないのですが、学生の多様性を大切にしたいと思っています。母語や宗教、生活習慣、現地の気候などが異なる様々な国や地域から学生がやってくるわけですので、こちらの価値観を押し付けるのではなく、彼ら彼女らの多様性や新たな価値観を楽しむようにしています。一方で、研究遂行上のルールや研究法、データ分析法などは世界共通の「言語」ですので、これらについては「公用語」として学んでもらうようにしています。
大学での学びを通して、主体性や新たな発想力、研究を遂行するための基礎・基本の力、自己制御力、責任感、共感性をバランスよく身に付け、障害や困難、不利な立場にある子供や大人に役立つ人に育ってもらいたいと思っています。Love is not enough. Love and knowledge are necessary.