吉田 真理子

所属プログラム

経歴・これまでの活動

東京都出身。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科、コロンビア大学大学院、ドイツ国連大学・環境と人間の安全保障研究所、オーストラリア国立大学クロフォード公共政策大学院・環境管理と開発プログラムを経て2021年に着任。海洋酸性化や海水温の上昇による生態系への影響、養殖従事者の減少と高齢化、水産物消費の変化やバイオテクノロジーの課題など、牡蠣のサプライチェーンで多層化する不確実性や不安定性について文化人類学の視点から検討しています。マルチサイテッドな参与観察を研究手法に、マガキ、養殖漁業者、海洋生態・生理学者、卸・仲卸業者、バイオテクノロジーベンチャー、ウイルスや微生物など、異種混淆のアクターの絡まりあいを通して、人新世や資本新世における共生とは何かを捉えなおす研究を行なっています。

大学院での教育方針や理念、想い

The future is intersectional. 微小な存在からプラネタリースケールに至るまで、人間例外主義的なパラダイムでは調停不可能な課題がフラクタルに連関しているのが人新世です。こうしたつながりを分析するにあたって、例えばフェミニズム理論の「交差性」が重要な概念アプローチであるように、学融合的な研究実践が一層求められています。ツバル・アメリカ・オーストラリア・ドイツ等の国々や学術コミュニティで培った経験を、広島大学大学院の学生にはリソースの一つとして活用してもらうとともに、上記の諸課題とどう付き合うか日常実践できる国際的人材の養成に努めたいと考えています。

専門分野